LRC歌词下载
[00:11.450]眠れぬ宵は路地裏の[00:20.310]淫らな牝猫(Chatte)に八つ当たりして…[00:29.610]嗚呼…見えざるその腕で首を絞める…[00:38.750]《夢幻影》(Fantastique)壊われゆく自我(Ego)の痛み…[00:47.650][00:48.050]狂えぬ酔いは屋根裏の[00:57.140]小さな居城(Chateau)を転げ回る…[01:06.450]嗚呼…見えざるその腕の灼ける痛み…[01:15.770]《幻肢痛》(Fantasme douleur)安酒を浴ぴて眠る…[01:25.230][01:26.030]「…アルヴァレス将軍に続けー! 」[01:28.180][01:33.130]黄昏に染まる古き獣の森に…[01:36.580]戦場で出会った二人の男…[01:40.020]金髪の騎士(Laurant)…赤髪の騎士(Laurant)…[01:43.840]争いは廻り…屍を積み上げる…[01:47.520]加害者は誰で…被害者は誰か?[01:51.270]斜陽の影に刃は緋黒く煌めいて——[01:55.110][02:09.930]片腕と共に奪[1001=わ]れた彼の人生[02:15.050]仕事は干され恋人は出ていった…[02:20.960]何もかも喪った奪(1001=わ)れた最低な人生(la Vie)[02:27.520]不意に襲う痛みに怯える暮らし……[02:32.460][02:32.860]「大抵の場合(le plus Souvent)…[02:34.550]貴方はうなされ殴るから…[02:38.830]私は…この侭じゃ何れ死んでしまう(1001=わ)…[02:44.580]さよなら(Au revoir)…貴方を誰より愛してる…[02:50.620]それでも…お腹の子の良い父親(Pere)には[02:54.830]成れない[1001=わ]……」[02:57.120]葡萄酒(du Fine)…発泡葡萄酒(du Champagne)…[03:01.550]蒸留葡萄酒(De l'eau-de-Vie)…[03:03.180]嗚呼…眠りの森の静寂を切り裂き…[03:05.610]また奴が現れる——[03:07.240][03:07.860]馬を駆る姿…正に 悪夢…赤い髪を振り乱して…[03:15.030]奮う死神の鎌…[03:19.770]首を刈る姿…正に 風車…緋い花が咲き乱れて…[03:26.810]震う精神の針…[03:31.520]闇を軽るく纏った——[03:38.430][03:38.830]夢から醒めた現実は[03:41.580]其れでも尚も悪夢(ゆめ)の中[03:44.240]故に…その後の彼の人生は[03:47.090]酒と狂気…廻る痛みの中[03:50.610]左の頬に十字傷 赤く燃える髪に鳶色の瞳(め)[03:55.920]奴を…殺せと腕が疼くのだ[03:59.370]『見えざる』腕が疼くのだ……[04:01.900][04:02.450]誰が加害者で…誰が被害者だ…[04:08.270]死神を搜し葬ろう…[04:13.760][04:14.190]「殺してくれる……!」[04:15.510][04:17.580]騎士(Chevalier)は再び馬に跨がり…[04:20.550]時は黙したまま世界を移ろう——[04:23.380][04:42.060]異国の酒場で再び出逢った二人の男(Laurant)…[04:45.490]隻眼にして隻腕 泥酔状態(Alcoolique)にして[04:50.120]陶酔状態(Enivre joie)[04:51.250]嗚呼…かっての蛮勇 見る影も無く……[05:00.040][05:00.370]不意に飛び出した[05:02.820]男の手には黒き剣(Epee Noir)[05:06.140]周囲に飛び散った液体(Sang)[05:09.020]まるで葡萄酒(Vin Noir)[05:12.150]刺しながら…供された手向けの花の名(Nom)——[05:16.420]「こんばん[1001=わ]」(Bon soir)[05:18.290]抜きながら…灯された詩の名——[05:21.680]「さようなら」(Au revoir)[05:23.550][05:24.520]崩れ落ちた男の名はLaurant…[05:27.400]走り去った男の名はLaurencin…[05:30.580]もう一人のLaurantは…[05:32.780]唯…呆然と立ち尽くしたまま……[05:35.380][05:35.810]誰が加害者で…誰が被害者だ…[05:41.550]犠牲者ばかりが増えてゆく…[05:47.450]廻るよ…廻る…憎しみの風車が…[05:53.420]躍るよ…躍る…焔のように…[05:59.130]嗚呼…柱の陰には…少年の影が…[06:05.230]鳶色の瞳で…見つめていた…[06:11.570]「人生はままならぬ……されどこの痛みこそ、[06:17.700]私が生きた証なのだ」[06:19.610][06:21.090]復讐劇の舞台を降ろされ…[06:23.220]男は考えはじめる…[06:25.960]残された腕…残された人生…[06:29.620]見えざるその意味を——[06:31.310][06:37.090]杯を満たした葡萄酒…[06:39.820]その味[1001=わ]いが胸に沁みた…[06:42.880][06:55.620]「其処にロマンは在るのかしら?」[06:58.000]